年明けの「個人確定申告」や資産管理法人を活用しているオーナーであれば「法人決算」と、税理士さんへ申告を毎年のようにお願いしていることでしょう。
「今年は儲かってますね」
「今年は修繕費が多くてきつかったですね」
税額に合わせて、このような報告だけを受けても複数棟の収益物件を所有しているオーナーであれば、少し物足りないなぁと感じていることと思います。
毎年の申告の際に、青色決算書や法人決算書を作成するのですから、是非今後のために有効活用できるように一工夫しましょう。
部門別会計とは
大きな会社になると、様々なサービスを扱っていてサービスごとに事業部がありますよね。
会社全体での収支は、黒字になっているとしても、事業部ごとではどうでしょうか。
その事業部ごとに収支を計算して、見やすくすることです。
不動産賃貸業で部門別というと、複数棟の収益物件を物件別に収支を計算することです。
物件別で会計入力を行うメリット
1.資産管理法人の物件ごとの活用を判断できる
代表的な活用方法として、管理料方式・一括借上方式・不動産所有方式と3パターンありますが、どの方式で経営をしていった方が良いのかは物件ごとの収支や状況で判断します。
そのため、物件別で会計入力を行っている場合に、より正確なシミュレーションを行うことが出来ます。
2.相続税の納税資金・大規模修繕費の貯蓄のペースを把握できる
建物には建替え時期がいずれはきてしまいます。
どの建物がいつ収入が途切れるのか、また売買によって資産状況が変わる場合もございます。
そのため、物件別で収支やキャッシュフローを把握することで貯蓄のペースも把握することが可能です。
まとめ
多くのオーナーは、税理士さん等に記帳代行もお願いしていることでしょう。
部門別での会計入力は、部門別にしない会計入力よりも、とても手間を要します。
そのため、建物別で入力をしていない専門家が実際のところ多いです。
ですが、物件別での収支から様々なことがわかります。
是非、依頼している税理士さん等に
「建物別での損益計算書を出力してもってきてもらえませんか?」
「次回の申告は、物件別で損益計算書を作成してもらっても宜しいですか?」
と、頼んでみましょう。
私たちの事務所では、部門別入力を基本としております。
申告後には新しい1年をどのようにしていくと良いかシミュレーションも含めて報告させていただいております。
お困りのことがありましたら、是非ご相談ください。
椿屋会計事務所
03-3701-0013 support@tsubakiya-kaikei.jp
株式会社杜若屋
03-3701-0003 support@kakitsubataya.co.jp
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